2015年2月27日金曜日

チネイザンとは何か?

チネイザン「気内臓療法」とは何か?
古代タオイスト(道家)の修行者たちは、人間の内臓の中で
うまくエネルギーが流れない事態が生じると、
お腹の周囲にしこりやもつれが発生しやすいことに気づいていた。
こうした障害は体内の生命機能の中枢で発生し、私たちの
気(生命エネルギー)の流れを妨げることになる。
恐れや怒り、不安感や憂鬱感、心痛といったネガティブな
感情は、時に恐ろしいほどひどいダメージを心身に与える。
こうした問題はまた、過労やストレス、何かの事故に合ったり
手術を受けた時、あるいは薬品や毒物の過剰摂取、
栄養価の良くないものを食べたり、不自然な姿勢を
取ることによって引き起こされる。
修行者たちは長年の瞑想を通して、自らの内面を深く見つめる
ことを学んだ。それにより、内臓は宇宙に働いている五つの力である、五行と密接に繋がっており、小宇宙である人間と
大宇宙(森羅万象)を繋ぐ機能を持っていることを発見した。
内臓には人間の霊的エッセンスが内在している。
それは身体を一つのものとしてまとめ、ひとつのしっかりとした
身体として保持していく、身体的な力の源泉でもあるのだ。

謝明徳 著「気内臓療法」より